Netflix bingerいろはのイギリス大学院合格記-ロンドン大学UCL-

イギリス大学院出願準備④志望動機書

 今回は、大学院出願準備④志望動機書(Personal Statement)の準備についてです。

①出願校の決定 

①出願校の決定 - Netflix bingerいろはのイギリス大学院合格記-ロンドン大学UCL-

②GPAの確認

②GPAの確認 - Netflix bingerいろはのイギリス大学院合格記-ロンドン大学UCL-

③IELTSのスコア取得

③IELTSのスコア取得 - Netflix bingerいろはのイギリス大学院合格記-ロンドン大学UCL-
④志望動機書(Personal Statement)の準備
⑤推薦状の依頼

⑤推薦状の依頼 - Netflix bingerいろはのイギリス大学院合格記-ロンドン大学UCL-

 

志望動機書(Personal Statement)の準備

1. 内容

 志望動機書の作成において押さえるべきポイントは以下のようにまとめられます。

  1. その分野に関心を持った理由や研究したい内容 

  2. そのコース、大学に進学したい理由

  3. その分野に関するアカデミックな背景や職歴。そして、どのようにそれをコースに還元できるか。
  4. コースに関連する課外活動経験やボランティア経験はあるか。
  5. 修士号取得後のキャリアゴール

 どの大学のウェブサイトも上記のような内容を押さえるように書かれていますが、各コースページに特別なガイドラインが書かれていることもあるので、きちんと目を通すことは欠かせません。

 志望動機書最大の注意点は、日本では失敗経験から学んだことも評価されますが、海外では評価されないということです。ネガティブなことは一切書かないようにし、出来るだけ印象的なものになるよう意識をして書いてみてください。志望動機書は願書において唯一、自分のことを深く知ってもらうチャンスです!

2. 長さは?

 志望動機書、書きたいことがいっぱいになると思います。しかし、長ければ長いほど良いわけではありません。審査をされるAdmission担当の方は、世界中から集まる大量の願書に目を通さねばなりません。時間がないこともあるでしょう。

ですので、大学やコースの指定する規定の長さを守ることが重要になります。指定がない場合は600words/A4 1ページ以内が目安だと言われています。

筆者の出願校の場合

 参考までに、筆者が出願した大学の指定の長さを載せておきます。

  1. UCL: 3,000 characters(スペースを含む) or A4 2ページ以内
  2. Edinburgh: 500 words+"Relevant Knowledge/Training Skills" (A4 2ページ以内)
  3. Birmingham: 800 words
  4. SOAS: 800 words

  一番長いものでA4 2ページ以内、短いもので500 wordsとなっています。大学ごとに指定の長さに大きな幅がある為、きちんと情報を確認すること の重要性が伝わるかと思います。

 ちなみに、Edinburghは志望動機書以外に "Relevant Knowledge/Training Skills" という書類の提出が求められます。これは、関連する大学で履修した授業や課外活動、職歴をA4 2ページ以内にまとめて書くものです。よってEdinburghの志望動機書は500 words以内とかなり短いですが"Relevant Knowledge/Training Skills"で書いた内容を改めて記載する必要はないので、筆者はなんとか既定の長さに収めることが出来ました。

3. 志望動機書サンプル入手法

 志望動機書を書く際、サンプルを参考にしたいですよね。以下、その入手法をまとめました。

1.友人

 筆者はSussex大学の開発系修士に進学したベトナム人の友人と、Copenhargen大学で移民学修士に進学したアメリカ人の友人から、合格した志望動機書を見せてもらいました。専攻は異なれど、志望動機書の構成は同じです。身近なよく知った人が海外大学院に進学している場合はとても参考になるので、ぜひ頼ってみてください。

2.留学エージェントbeoの合格者出願書類サンプル

 しかし、そんな人が周りにいないという方も多いでしょう。実際に、私の母校は海外大学院に進学する人はほぼいない為、彼女たちの助けを除き、孤独な闘いでした。 

 留学エージェントbeoの無料サポートに加入することで、合格者出願書類サンプル(志望動機書や推薦状)にアクセスできるようになります。このアーカイブの量は尋常でないです。これだけでも加入する価値があるという方の意見にも納得です。

3.参考になるサイト

 beoに加入はしたくないけれどサンプルは見たいという方は、下のサイトでもpersonal statementが閲覧可能ですので、ぜひチェックしてみてください。

Studential.com

 多々紹介しましたが、個人的には、志望動機書のサンプルをたくさん読み込みすぎるのはおすすめしません。というのも、前例の書き方に囚われてしまい、オリジナリティのある発想が出来なくなってしまう気がするからです。筆者はたくさんの志望動機書へのアクセスは可能でしたが、実際に参考にしたのは友人から送ってもらった2通だけでした。

4. Proof-reading

  志望動機書のドラフトが書けたら、proof-readingをお願いしましょう。ネイティブスピーカーなら誰でも良いわけではありません。アカデミック英語の知見のある方にお願いしましょう。推薦状を依頼する予定のネイティブスピーカーの大学の教授にお願いするのがベストだと思います。

 普通のネイティブスピーカーの方にproof-readingをお願いした場合、もちろん文法のミスや用法の間違いなど基本的なことを指摘してもらえます。実際に筆者も、まず友人にお願いしました。いわゆるネイティブチェックです。(ちなみにこのネイティブチェックはbeoの無料サポートでも1回無料で行ってもらえます。ちゃっかりそれも利用しました。笑)

 しかし、より良い志望動機書へとブラッシュアップするためには、アカデミック英語を書き慣れた方からのアドバイスが非常に有益です。(経験者は語りたい。)

 筆者の場合、英国出身の大学の教授陣に見てもらうことができました。特にお世話になっていた教授お三方がそれぞれ買って出てくださり、文字通り三者三様にフィードバックをくださいました。総じて言えることはただのネイティブチェックとはレベルが違います。「構成こうしてみるのも手だよ」という提案だったり「こちらの言葉にparaphraseしたほうがより良くなるよ」等、志望動機書の質が各段に上がりました。劇的ビフォーアフターです。冗談抜きに。

 志望動機書が賢そうに見えることに越したことはありません。より質の高いものへとなるよう、ぜひ大学の教授にproof-readingをお願いしてみてください。

【筆者の場合】

 筆者は出願年の8月末に専攻を変更するという突飛なことをしました。6月末から(取り掛かるの遅い)のんびりと書き進め、教授お一人にはproof-readingを既に一回お願いしていた【教育開発学とジェンダー修士】の為の志望動機書がありましたが、お蔵入りに...。

 8月末から心新たに10月上旬出願開始の2校に間に合うよう急ピッチで書きました。ベースはなぜか11月出願予定の第一志望のUCLで書いていましたが、今考えてみると本当に謎です。ですので、筆者のタイムスケジュールは圧倒的にuselessなので割愛させていただきますが目安として、推薦状を依頼する時に志望動機書の土台が完成していると良いと思います。

 このブログを読み、志望動機書に取り掛かろうとしているそこのあなたはとても計画的で優秀な方とお見受けします。時間の許す限り、志望動機書、練りに練ってみてくださいね。

 次回は⑤推薦状についてです。

 

【参考】

 今回登場した合格者出願書類サンプル(志望動機書や推薦状)や1回無料のネイティブチェックが利用できるbeoの無料サポートについては↓で詳しくお話しているので、ご興味のある方はご覧ください。

netflix-binger.hatenablog.com